鳥のFAQ

鳥のFAQでは、一般的に鳥について疑問に思われていそうなことをQ&Åの形式で説明しています。

鳥のFAQ

鳥は何種類いるか?
9000種から10000種といわれています。
種とは、大まかに言うと、鳥綱(Aves)、目、科に続く分類です。例えば、スズメだと、鳥綱 スズメ目 ハタオリドリ科 スズメ(種)となります。因みに目の数は大体29、科数は150くらいです。種の下位の分類の亜種では25000の種だといわれます。分類した人によって目や科の数、種類は異なります。
色々な世界一の鳥について
今生きている鳥で最大なのはダチョウで、体長はオスのほうがやや大きく2mから2.5mくらいあります。最大の体重もダチョウで100kg以上あります。小さいのはハチドリ、特にコビトハチドリやマメハチドリという種類では体長6cm程度で体重は2gくらいしかありません。体長とは嘴の先から尾の先までの長さです。翼の端からもう一方の端までの長さ(翼開長)は、ワタリアホウドリで最大といわれ、3mから3.5mにもなるという。
絶滅した鳥では、ジャイアントモアという鳥で体長3.6cm、ディアトリマという鳥は、体長は2mほどだが、500kgもあったと推定されている。翼開長では、テラトルニス類で8mもあります。
現在最も数が多いといわれているのはコウヨウチョウで、推定で15億羽いるとも。絶滅したリョコウバトは最も多いときで50億羽いたといわれる。
鳥はなぜ飛べるのか?
まず、飛ぶための筋肉が発達していて、胸筋は体重の35%を占める。その筋肉を付着する胸骨も非常に大きくなっているが、骨は軽量化のために中抜きになっている。骨格は羽毛全体の半分以下の重さしかない。
また、翼は重力と反対方向の力、揚力、そして気流や摩擦などの抗力と反対方向の力、推力を生み出すのに適した形をしている。揚力と推力が重力と抗力につりあうとき、一定速度で飛ぶことができる。
飛べない鳥にはダチョウなどの走鳥類や潜水するのに進化した鳥、特にペンギンなどがいますが、これらはの多くは飛ばないことで捕食されない環境にあるために飛ぶことをやめているといえます。飛ぶための構造の維持や飛ぶためのエネルギーを摂ることは大変なので、飛ばないという進化をした。6500万年ほど前、第三紀の鳥類の爆発的な進化で、走鳥類や非スズメ目の大半を生み出した。(鳥類学(2009))
鳥はなぜ鳴くのか?
多くの鳥は、5〜14通りの機能を持つ発声をする。ズアオアトリではなわばり所有の宣言、求愛、危険の警告などの目的のために使われる。(鳥類学(2009))

参考文献

「鳥類学」(2009)また、一部は本サイトの「鳥メモ」からまとめています。
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ページの作成:10/05/17 最終更新:10/05/23