絶滅危惧種と言っても、IUCN(国際自然保護連合)が定めているもの、国が定めているもの、地域や研究機関が定めているものなど、1種だけについて見ても評価のされ方は様々です。このページではIUCNと環境省の定める絶滅危惧種に加え、「希少種」や「天然記然物」と言われる種類を一覧しています。
IUCNのレッドリストは2006年以降毎年更新されており、今回記述した種数、種は2011年のものに拠っています。
また、カテゴリーの基準は一番新しい2001年版のVer.3.1というものです。
IUCNのレッドリストは地域を限定しないで、正にその種がどのような危機的状況なのかを評価しているものです。
IUCNのレッドリストのカテゴリーは8段階に分かれています。英語の頭文字を取った略称が用いられていることもあります。
絶滅(EX)、野生絶滅(EW)、絶滅危惧IA類(CR)、絶滅危惧IB類(EN)、絶滅危惧II類(VU)、準絶滅危惧(NT)、軽度懸念(LC)、情報不足(DD)の8つに分類され、CR、EN、VUに含まれる種が「絶滅危惧種」という括りになります。(ただし、WWF(世界自然保護基金)は特にENを絶滅危惧種と呼称していたり機関によってどう呼ぶかは様々。)
また、このリストに載っている絶滅種は16世紀以降に絶滅が確認された種だけです。
絶滅が132種、野生絶滅が4種、絶滅危惧TA類が190種、絶滅危惧IB類が372種、絶滅危惧II類が678種、準絶滅危惧が838種、情報不足が62種、軽度懸念が7751種。IUCNの鳥類の既知種数はこれらの合計、10027種となっています。絶滅危惧種はTAとTBとU類の合算なので1240種です。
和名と学名を併記しました。和名を探す際にはSearch Birdsのページを利用しました。一部、表示されている和名を変更して一般的な和名で記載しています(ロイアルアホウドリ→ロイヤルアホウドリ、ミカズキインコ→ミカヅキインコ)。
結果がなかったものは他で探した和名か学名だけ載せています。また、絶滅危惧種とはCR、EN、VUに含まれる種のことですが、ここでは絶滅種、野生絶滅種も載せています。
軽度懸念は上記のどのカテゴリーにも属さない種すべてが含まれる。